今回は、スイスの公用語について書きます。
スイス国内で4ヶ国語が話されています。 ・ドイツ語 ・フランス語 ・イタリア語 ・ロマンシュ語
しかし、全スイス人が4つの言語を
喋れるということではありません。
地域によって、話す言語が変わります。
これら地域と言語の関係性を紹介します。
ドイツ語圏
都市: チューリヒ ベルン ルツェアン
出典: wikipedia
写真黄色がドイツ語圏。
スイスの中で最も話されている公用語がドイツ語です。
しかし、スイスドイツ語というドイツ語の方言です。
例: 僕が初めてスイスに来て、駅員と話をした時のこと。


スイスドイツ語は出来ない…

このように訛りは強いです。
さらにスイスドイツ語圏内にも方言が存在します。
例えば、スイス南部のヴァリス州。
語学学校でヴァリス州のスイス人女性と知り合いました。
まずドイツ語圏のスイス人が外国人と一緒にドイツ語を勉強しているのが不思議な感じですが…
彼女のスイスドイツ語は、担任の先生も理解出来ませんでした。
スイスでドイツ語でコミュニケーションを取るのは難しい。
ちなみに僕のサッカーチームの公用語はチューリヒ訛りのスイスドイツ語です。
まだまだ周囲とのコミュニケーションに難ありです。
スイスドイツ語の勉強も頑張ります。
フランス語圏
都市: ジュネーヴ ローザンヌ ヌシャーテル
出典: wikipedia
写真紫色がフランス語圏。
スイス国内の中でも、フランス寄りの西南地域がフランス語圏になっています。
僕がマルタ島の語学学校に通っていた時に、初めてスイス人と知り合いました。
そのスイス人のクリストファー君が、ローザンヌ出身でフランス語を
母国語としていました。
当時、スイス人はドイツ語が喋れると思っていたので
彼にドイツ語で話しかけると
「僕はドイツ語を喋れないんだ…」
と彼に残念そうに言われて、ショックだったのを覚えてます。
この時にスイスが公用語が4つある事を知りました。
イタリア語圏
都市: ルガーノ ルカルノ
出典: wikipedia
写真緑色がイタリア語圏。
スイスの南部に位置するテシーン州がイタリア語圏になります。
W杯2018開幕前のサッカー日本代表対スイス代表の国際親善マッチがイタリア語圏であるルガーノで行われて、僕も観に行ってきました。
当時、ドイツ語が通じないという事を忘れていて、レストランで注文する時にドイツ語で話しかけてしまいウェイターを困らせたのを覚えています。
テシーン州のルガーノやルカルノはリゾート地としても有名です。
ロマンシュ語
出典: wikipedia
写真赤色がロマンシュ語圏。
スイスの南東部に位置するグラウビュンデン州の一部のみが話せる言語です。
ロマンシュ語はスイス公用語の中で一番話者数が少ない言語です。
東スイスのPizolをハイキングしている時に一度だけロマンシュ語を話す人と出会いました。
ロマンシュ語は、イタリア語の方言のような言葉です。
それなら、スイスドイツ語も新しい言語として公式に認定されても良いと思いますが…笑
最後に
以上、スイスの公用語について僕の体験談と共に紹介しました。
4つの公用語の中にも方言があり、結局4つ以上言語があるような感じもありますが…
スイスではこういう環境下からか、英語が話せる人が比較的に多いように感じます。(あまり喋れない人もいますが)
まずは僕はドイツ語の勉強と並行して、スイスドイツ語も勉強してこうと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。