オランダ入国禁止の男

第2回目のインタビュー企画は、
僕の前回のブログ記事
「東ドイツから東へ」シリーズで度々出て来ました
オランダ入国禁止の男
高木くんです!!
オランダは、マリファナや風俗が合法であるということから、
日本よりも遥かに治安が悪そうなイメージですが、
そのオランダで入国禁止になった高木とは一体どんな男なのか?
そして、何をしでかしたのか?
という質問を何人かの方から頂いたので、
今回は満を持して、お話を伺わせて頂きました。
以下、対話形式で書かせて頂きます。
 
筆者:
高木くん、お久しぶりです!今日は、お忙しい中ありがとうございます!
高木くんを改めてインタビューする事ができて光栄です。笑
今回は、高木くんがヨーロッパで経験してきた数ある印象的な出来事から、5つ抜粋して、お話を聞いていきたいと思います。 
よろしくお願いします。

高木くん:
よろしくお願いします!
 
1 オランダ入国禁止
 
筆者:
まず始めに、高木くんのキャッチフレーズにも使わせてもらっている「オランダ入国禁止」について聞いて行こうと思うのですが、
単刀直入に聞かせてください!
なぜ、オランダに入国禁止になったのですか?
その禁止令が出されるまでの経緯も教えて欲しいです。

高木くん:
僕がドイツで留学をしている時に、
友人達とアムステルダムで会う約束をして、
ドイツからオランダへ電車で向かっている時に、
丁度電車がドイツとオランダの国境を超えたあたりから、
車内で2人のオランダ人の警察官が見回りをし始めました。
嫌な予感はしてたんですけど、
僕もその警察官に声をかけられて、
パスポートのコピーを渡しました。

筆者:
あっパスポートのコピーでもいいんですね!
 
高木くん:
そこなんです。ドイツからオランダに行くのに、同じEUだからパスポートのコピーで大丈夫だろうと思ったら、
原本のパスポートを要求されて、その時に持っていなくて…
 
筆者:
それは、原本のパスポート持ってないと、不法入国とみなされてしまいますね…

高木くん:
そうなんです…今言われれば分かることなんですが、当時はドイツの生活に慣れすぎてて気が緩んでました。
それで、警察官の顔色が変わって、訳のわからないオランダ語でめちゃくちゃ怒られて…
その後は次の駅で降ろされて、
パスチェック警察官が事前に連絡したと思われる別の警察官2人も合流し、
僕の周りに計4人の警察官という厳重体制の状態で、パトカーに乗せられました。
その際社内で流れていた
Keshaの「die young」という曲で、この状態の中こんなポップな曲を流すなよと憤りを感じながらも、この曲名にもある「死」と、この後どうなってしまうのだろうという絶望な気持ちを照らし合わせて、この曲はむしろいまの状況にふさわしいんじゃないか?とかいろいろ考えているうちに警察署に着きました。(今でもその曲を聴くと、当時の記憶が蘇ってきます。)
 
筆者:
その状態で、クラブミュージックなんて一番聞きたくないですよね。笑
その後は、どうなったのですか?
 
高木くん:
荷物検査です。服を脱がされ徹底的にされましたが、怪しいモノは何一つ持っていなかったので、この検査はスムーズに終了。その後はここで待っていろということで、部屋に7時間ぐらい拘留されたんですよ。部屋の外からは警察の話し声が聞こえてきて、どうやら僕のことについて話し合っているようでした。
 
筆者
7時間は長いですね…
それでその後はどうなったのですか?
 
高木くん
警察官が部屋に入ってきて、今度は聴取。
ちなみになぜ 僕がこのオランダ警察と意思疎通ができているかというと、オランダはドイツの隣の国なので、
ドイツ国境付近の警察はドイツ語も話せるわけです。
かといってドイツにきたばかりの僕のドイツ語力はかなり低いものでしたので、向こうが手配した日本語通訳者を電話で介しての聴取でした。
基本的なことを聞かれたのち、
最後に通訳者の方から
「あなたはオランダ入国禁止になりますが、よろしいですか?」。
衝撃的な展開でした。
なんならこれを早く終わらせて、
アムステルダムに再度向かおうと思っていた未熟な考えの僕は
「え?」の一言しか発することしかできませんでしたね。
実際、どのくらい入国禁止なのか分からないから、
これから先も、なるべくオランダ入国は避けようと思ってます。

筆者:
当時は笑い事じゃないですが、今聞くとパンチ力のある失敗談ですね。笑
 
2.チェコ入国後5秒で警察に捕まる
 
筆者:
これは、以前僕のブログの記事で書いたのですが、これも衝撃的な出来事だったので、ここにノミネートさせて欲しいです。笑
 
高木:
この時は、飯野くん(筆者)も一緒にいたからね!
 
筆者:
はい。笑 
少しこの事件の背景を話すと、
僕と高木くんで、年始に東ドイツのドレスデンからチェコの首都プラハへバスで移動した時の話で、
高木くん自身、オランダ入国禁止以来初のドイツ国外移動だったし、
僕も当時ドイツ国外へ出るのが初めてだったのに加えて、
インターネットとかで調べたら、
チェコはドイツよりも治安が悪いと書かれていたこともあり、
少し緊張してました。
バスが目的地のプラハのバス停に到着してバスを降りたら、
警察官がすぐに駆けつけて来て、
チェコ語で何か話してきて、
意味がわからなかったんですが、
どうやら僕には関係ないという事が分かって、
取り敢えず安心したことは覚えてます。笑
 
高木:
飯野くん(筆者)は、自分が関係ないと悟った瞬間から態度が激変したからね。あの時は、本当に憤りを感じましたね。
 
筆者:
その節はすいません。ちなみになぜ高木くんが警察に捕まったかというと、僕らの降車したバスターミナルが禁煙だったのですが、高木くんが降りてすぐに喫煙したからです。
 
高木:
長時間のバス移動でどうしてもタバコを吸いたくなってしまいまして。
結局、僕は罰金を払うことになったのですが、
飯野くん(筆者)が支払いの手続きを円滑に進めるために警察官と一緒にお金を下ろせるキャッシュコーナーを探してる時は、
「なんで君は警察側になってんだ」と思って、あの時は一瞬、友達を辞めようかと思いました。

筆者:
その節もすいません。笑
ただその後、僕がお金が必要な時にキャッシュコーナーでお金を下ろした時に
金額を一桁見間違えて
日本円10万円のチェコのコルナ通貨を下ろしてしまったという珍事件もありました。
裏切り行為のツケが回って来ました。笑
とにかく、初チェコ滞在は衝撃的なスタートでしたね。
 
3.バルセロナのヌーディストビーチでストーカーされる
 
筆者:
次のテーマもまた印象的なんだけど、まずヌーディストビーチというのは、ヨーロッパで、全裸での海水浴が許可されているビーチのことですよね!
 
高木:
そうです。
一人でヨーロッパの国々を放浪していた時に、バルセロナも訪れて、
観光地をインターネットで調べてたら面白そうだったから、行ってみました。笑 
そこのビーチにいる人達は、
全員が裸なのかなと思っていたんだけど、僕みたいに興味本位で来ている人も結構いて、
水着を着用している人もいました。
 
筆者:
そして、そこのビーチで高木くんに好意を持っている男性にストーカーをされたと…
ちなみに、高木くんは全裸だったのですか!?笑
 
高木:
いや、僕は普通に服を着てました。
僕がビーチに着いて、
スキンヘッドで髭を生やしてて筋肉ムキムキの水着の男性が、
僕に視線を向けてきてて
少し不気味だったから
さり気なく距離を取っていたんですがその人が僕にずっとついてきて。
それも30分ぐらい。
それで、何か言ってくるのかなと思って、立ち止まってみたら、
その男性も立ち止まって、
こっちをチラチラ見ながら黙って立ってて… 
恐怖でヌーディストビーチをちゃんと観光できなかったのが残念です…
 
筆者:
海外というのもあるから、
余計に怖いですよね…
とにかく、無事でよかったです!
 
4.ロンドンで奇跡の最後の一枚
 
筆者:
これは少し感動的な話のようですが
ロンドンで何が起きたのですか!?
 
高木:
これもヨーロッパを一人で旅してた時の話で、
ロンドンを訪れた際に、
夜中にホテルからロンドン橋まで歩いていくプランを立てたんですが…
 
筆者:
夜中に一人で歩くのは、
危険じゃないのですか!?
 
高木:
ロンドンは、比較的安全だし、
危ない道とかは事前に調べてあるから大丈夫でした。
でも、問題は携帯電話の地図で見るよりも、
実際に歩くと遠くて、
2時間も歩きました。
しかも、途中で土砂降りの雨と強い風が吹いてて、
何度も諦めようかと思いましたが、
僕の旅人魂に火がついて
「ここで挫けてはならない!」
と思い、とにかくロンドン橋までビショビショになりながら歩きました。
満を持して、ロンドン橋に着いて、
そこから見えるタワーブリッジが
本当に綺麗で、何より達成感を感じました。笑 
そして写真を撮ろうと思って、
デジカメをビショビショのカバンから取り出したら、
濡れてカメラが壊れかかってて、
写真を撮影できるかわからないけど
一か八か、通りすがりの人に撮影を頼んだら、
カメラが完全に壊れて…
「ダメだったかぁ」
と落ち込んで家に帰って、
後日SDカードの中身を確認したら、
奇跡的にロンドン橋での写真が保存されてて、その時は本当に興奮しました。

筆者:
おお!まさに奇跡の一枚ですね!
写真を見たら、高木くんが思っていたよりもビショビショで面白いです。笑 でも写真が残っててよかったですね!
 
5.ヴェネチア迷子
 
筆者:
言葉が通じなくて、
インターネットが使えない状態での海外での迷子って、
何か人間力を試されてるっていうか、問題解決能力が上がるっていうか、
あのハラハラ感は日本ではあまり味わえないですよね。笑
 
高木:
はい、自分の知らない海外に行って、あのハラハラ感を味わいたいと今でも時々思います。
 
筆者:
海外に行って、変な欲が出てきたんですね。笑
ヴェネチアで迷子になった時は、どうやって解決したのですか?
 
高木:
まず友人と一緒にフィレンツェにいたんですが、
その友人は先にドイツに戻って、
僕はフィレンツェに延泊してから
次の日にバスでヴェネチアへ向かいました。
本来ならバスの終点がヴェネチアのはずなのに、
バスを間違えたせいかヴェネチアから少し離れた町に到着しちゃって…
それで、駅の人にホテルの名前と場所を伝えたら、
乗るべき電車と降りるべき駅名を教えてくれて、
言われた通りの駅に降りたんですが、駅の地図を見たらホテルからかなり遠くて、
本来隣の駅で降りなければならなかったんです。
しかも、僕が載ってた電車が終電だったから、
方法としては、歩くしかなくて…
「今から何時間もかけて夜道を歩くのか」
と落胆してた時に地図を見て、
電車の線路を渡れば
(もちろん違反です。)
大幅に時間を短縮できると思って、それを実行しました。
 
筆者:
それは電車が来たら危ないし、
誰かに見つかった時のリスクもありますからね…
僕のスイス人の友達は、
反対ホームの電車に乗るのに、
線路の上を歩いて渡って、
それが警察に見つかって罰金払わされてました。笑
 
高木:
リスクだったけど、
その時は、そうするしかないって思ったので。
まず3メートルぐらいある壁を登ったら、
線路が8つあって、
反対の壁まで100メートルぐらいありました…
だから見つかる可能性も高かったし、途中で電車が来たらどうしようと考えたら怖かったです…
走り出す前に何回か電車が通り過ぎて、
電車が来ないのを確認したら、
今までにないぐらいの必死さでダッシュしました。
本当に生きた心地しなかったけど、
何とか誰にも見つからずに反対の壁まで行けて、
また高い壁をよじ登って、
そこからホテルに向かって歩きました。
 
筆者:
何かアメリカのアクション映画のワンシーンみたいですね。笑
無事ホテルに着けてよかったです!

ここまで5つの失敗談を話して頂きましたが、この話以外にも、普段から海外で生活する上で様々な経験をしてきたと思います。
高木くんが日本に行く前と
ドイツから帰った時を比べると
心なしかたくましくなったと思いますし、自信がついたように見えました。
それは、やはり好奇心旺盛に一人でドンドン飛び込んでいく高木くんのチャレンジの成果だと思います!
本当にお忙しい中、インタビューを受けて頂きありがとうございました!

高木:
ありがとうございました!
スイス遊びに行きます!

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